電王戦
私は、電王戦において将棋連盟の出場棋士に対するサポートは 全く足りていないと思っています。 電王戦Final になって、参謀役として西尾六段がミーティング に出席したり、過去に出場した棋士からの助言を受けたりする様が 電王戦への道 の動画で見受けられ…
電王戦Final - 第一局 - 将棋ソフト開発(仮) と言うブログを読みまして、自分が昔に書いた事の補足を 今までとは違う考察を交えて書けそうだと思ったんですね。 上記ブログは非情に読みやすく かつ、判りやすく、今まで何人も電王戦について 書いている記事…
電王戦が団体戦で行われる様になってから出場した棋士の成績を調べてみた。 注 2015年度は 3月16日終了時の記録 他は4月1日~3月31日まで 年度の横の〇印が電王戦出場時 全員3月中に対戦したとみなして集計 年度 棋士名 順位戦成績 主な成績 2…
今回で団体戦としての電王戦は終了します。 そして、団体戦が終わった後はタイトルホルダーを出せ! 的な流れになるのでしょうが、開発者の方はPCに詳しいのは当然として ブログやツイッター等を利用するのも日常的です。 ところが、 初めて現役プロ棋士に…
電王戦Final 第一局 終了後に Apery開発者の方が 事前貸し出しルールについて多少語っていました。 電王戦を見ている方、参加されている方(開発者)が何故このルールが導入されたか 判っていない方が多い様な気がします。 事は第一回電王戦まで遡…
今日の王将戦の最後で、永瀬六段が千日手宣言! を出したのか??? 見たいな告知しているのを聞いて、ちょっと考えてみました。 前記事で ↓ の様に書いたのですが、 2戦目の永瀬六段は、振り飛車で戦えば終盤で逆転出来る可能性は高まる 居飛車を採用した…
開幕まで1週間を切っている電王戦Final。 団体での勝負は今回で最後になる事は確定している。 渡辺二冠は 誰か(タイトルホルダー)がやらないと~~ と言う発言をした事もありますし、開発者で羽生さんと 戦いたい旨の発言をされている方もいます。 …
これまでに 電王戦ルール - mgudn's で誰がどんな目的でルールを作っているのか を述べた。 そして 【将棋】 ソフト貸し出しの是非 - mgudn's で、現在は貸し出しする事が 必要だと訴えた訳ですが、いつまでも貸し出すべきだとは思っていません。 【将棋】 …
これまで電王戦の記事を色々書いているおいらの主張は棋士は巻き返せる可能性がある なのですが、チェス と 囲碁(オセロ含む) とを比べて将棋の特殊性を話したいと思います。 おいらはチェスも囲碁もルールすら完璧には知りません。 それでも気付きはある…
【将棋】 Ponannzaの作り方 - mgudn's でポナンザの特徴を挙てみました。 で、現役プロ棋士の中で渡辺二冠の考え方に基本理念が近い様に感じたんですよね。 渡辺二冠と言えば、『 隙あらば穴熊 』 が代名詞で、 物理的に 堅い玉形を好む。 永世竜王…
前エントリーで総括的な事をやった中で述べたのだが、 違う技術を持った強いソフトが現れたのでプロ棋士全体が その技術を解明したいと望んでいる事を強く訴えるべきだと思う。 勝敗が重視される事は重々承知しているが、プロ棋士として 我々が知らない将棋…
楽しかった電王戦が終わり、色々な方が発言する中で、 余り言及されていない部分が有ると思ったのでそこら辺りを書いておく。 個人的には、日刊スパ 坂本氏の記事が良かったと思う。(毎回クオリティが高いです。) 第3回将棋電王戦全5局を総括。「1勝4敗」…
これまで、ツツカナの事をプロ棋士は 『 筋が良い 』 と何人かが発言している。 それと電王トーナメントで長考から詰みを発見した事実とを併せて、 ツツカナのプログラムの中身を考えてみる。 ツツカナはコンピューター将棋選手権の中でも異質で、 TOPク…
やねうら王というソフトに搭載される局後学習というプログラムが話題だ。 アイデアとして秀逸だと思うし。 但し誤解を産んでいるプログラムであるとも思う。 電王戦の様な短期の貸し出しに対する対抗策としては良く出来ている。 ところが、敗着となった手を…
第三回電王戦第三局で豊島七段が快勝した事で 再び言われる事が増えるであろうソフト貸し出しについて。 この所、電王戦のエントリーが続いているが、 『 羽生さんの強さに迫る 』 という内容で書きたい事が前からあって、そこに対局における事前準備につい…
第三回電王戦イベントでアマチュア相手に166連勝を達成したPonannza 今回は電王として登場し、一般的にはソフトの中でも最強クラスと思われている。 Ponannzaの特徴としておいらが挙げたいのは必ず攻めてる!印象がある これに尽きると思…
結論から言うと コンピューター将棋がどれだけ強くなったとしても道具である事から抜け出せる時は来ない 当たり前の事を言っている様に思われるだろうが、結構勘違いされていると思う。 ・例えば入玉将棋に対応できる様になればプロを遥か超えて強くなる だ…
現在言われている基本的な事 ・プロ中位以上の強さはある。(三浦・菅井に勝利) ・詰め将棋は数秒で解く ・中終盤が強い ・入玉に弱い ・序盤は微妙な時もある ・無理攻めをしてくる時がある ・人間では盲点になりやすい手を見つける ・Bonannza出…
おいらが久しぶりに将棋をちゃんと見るきっかけになった対局である。 その後、米永さん関連の動画もそれなりに見たのだが、 やっぱこの人は、こと将棋においては特別な人だと思う。 ・自分の玉が一瞬だけ詰まない状態で攻めるという発想を持ち込む ・不利な…
2013年末の電王戦リベンジマッチや第3回のルール発表後に 良く聞く様になった言葉だと思うんだけど、 おいらは 『 なぞり将棋 』 と言う言葉に違和感しか感じない。 暴論を承知で言えば ほとんどの対局はなぞり将棋である。 ○○新手などは須く前例からの…
本日より第三回電王戦が開催されます。 この対局の結果がどうあれ、出場棋士中の菅井5段が放った 「自分は10年ぐらいしたら 人間の方が強いんじゃないかと思いますね うなずいてくれる方は居ないんじゃないかと思いますけど・・・」 と言う言葉においらは半…
前のエントリーでGPS将棋に触れたので、 それに関しての追記。 コンピューター将棋の棋力UPには、評価関数、機械学習、クラスタ化 と言うのが良く出てくる。 この中でクラスタ化だけ微妙に勘違いされているふしがあるんじゃないかなぁ? と、おいらは感…
第二回電王戦でA級棋士である三浦八段(当時 現在九段) に勝った事と、約700台というPCを繋いでいる物量の凄さで、 圧倒的に強いと思われている方が多い様に思う。 が、ちょっと待ってくれ。 他のソフトとも、そんなに実力差って無いんじゃね? とお…
森内さんと川上さんの対談を聞いて、それまでは想像であったが、確信に変わった事がある。 電王戦のルール作成は90%ぐらいがドワンゴで残りが棋士関係者であろうと言う事。 その中で今後も絶対に譲らないポイントは①参加ソフトの権利と②ハード統一の2点…