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髷であり曲げでもある。

【将棋】 第四回電王戦 人選

前エントリーで総括的な事をやった中で述べたのだが、

  違う技術を持った強いソフトが現れたのでプロ棋士全体が

  その技術を解明したいと望んでいる事を強く訴えるべきだと思う。

  勝敗が重視される事は重々承知しているが、プロ棋士として

  我々が知らない将棋の技術が有る事を知る機会が無くなる事の方が耐え難い。

  だから次回も電王戦を行う! ぐらいの事を谷川会長に言って欲しいものです。

そこで、コンピューター将棋の技術の洗い出しをするという目標があるとすれば

前回までの 初戦 若手枠 四戦目 ベテラン枠は 将棋観の違いから検証する為にも

踏襲した方が良いのかもしれない。

 

若手枠では実力+タイトル戦出場か性格的に物怖じしない事が重要だと思う。

 

四段から 千田翔太  去年デビューながら 今期王位リーグ入り 

       昨年勝率TOP争いを途中までリードしていた。 性格面が不明?

五段では

   佐々木勇気 加古川清流戦優勝 史上五番目の若さでの四段デビュー

   斉藤慎太郎 実績面では物足りないが、Ponannzaの大阪遠征での

   山本さんとの会話を見るに適正は高そう。

二~三戦目要員

六段から

   永瀬拓矢  新人王戦・加古川清流戦優勝 勝率7割超え 初戦要員も可

   中村太一  タイトル戦2年連続出場 

   糸谷哲郎  新人王戦優勝 勝率6割9分 性格面問題なし 出場志願した

         らしいしw

   西尾明   実績面では物足りないものの コンピューター将棋に深い造詣あり

          バリバリの理系で普通の棋士とは違ったアプローチをするはず。

七段から

   稲葉陽   銀河戦の優勝は一歩落ちる 勝率6割9分 

         井上門下の連続出場もかかる

   佐藤天彦 新人王戦優勝 勝率7割 次点二度を蹴った男  佐藤第三の刺客w

   村山慈明・松尾歩  新人王戦優勝 確かな実力者2名

八段 山崎隆之 タイトル戦出場 一般棋戦優勝5回 単純に見たいw

 

ベテラン枠

   中川大輔  中田宏樹  隠れた実力者2名

   木村一基  ベテランと言うと失礼に当たるが森下さんの様に電王戦出場を機に

           調子を上げて欲しいのでここに。

           棋界No.1解説者の解説が聞けなくなるかと思うのは残念

           でもあるが、なんとかタイトルを取って欲しいので

           是非頑張って欲しい。

           解説は浦野先生に任せてハンドブックと木村の矢倉が

           アマゾンで激売れする未来も見たい。

 

大将

  丸山忠久  あえてのA級外しもありかな  出れば角換わりが確定するので

          現れていない戦型での対局が見たい。

 

  A級で誰が出場する事になっても問題は無い気もするが阿久津さんは実績面でマイナス

 

  タイトルホルダーを出すなら、ちゃんと営業的に満足できるであろう条件を

 引き出した上で実施して欲しい。

 米永さんは、その辺りの手腕がずば抜けて高かったので後を引き継いだ

 谷川会長は、得意分野では無いでしょうが、頑張っていただきたい。

 

事業概要

主に下記内容の事業を行っています。

  • 全国の報道機関(新聞・雑誌・テレビなど)と契約し、対局棋譜を提供。棋譜に解説・講評などを附して普及に役立てる。
  • 月刊雑誌を刊行し、随時に棋譜を刊行する。
  • 大会・講習会などを随時に開催し、随所に支部・教室などを設置する。
  • 全国に指導者を育成して、普及・指導を図る。
  • 国際的な対局を行い、または国際大会を支援する。
  • 将棋会館を建設して、将棋道の発展を図る。
  • 棋士を各地に派遣して、普及・指導に当たらせる。
  • 各種文化団体と提携して、文化運動の推進を図る。
  • その他、日本将棋連盟の目的を達成するために必要と認めた事業を随時行う。

連盟のHPに将棋会館を建設する事が事業内容に入っているのは、

今回初めて知りました。

それなら会館の建て替えの資金を集める最大で最後?のチャンスかも知れないので

なんとかしないといけないですね~。

少なくとも、今回協賛企業が現れた事、視聴者数が増えた事を考えると

見込みはあると思います。

 

そんな時間的余裕は無いとの意見が出るのでしょうが、

まだ数年大丈夫だと思います。

理由は別の機会に書く予定。

 

但し、コンピューター将棋のレーティングが上がる内容と言うのは

攻め(受け)の精度が上がる事なので、以前言われていた様な、無理攻めをさせて

受け潰す選択は、ほぼ失敗すると考えて間違いないと思います。

 

ポナンザが指した△16香以降の展開の様に、最善とは言えそうになくても

破綻はしていない感じ といった所でしょうか。

 

プロ棋士からすれば苦しい戦いで、前回までの流れから

人選次第では全敗 若しくは勝てても1勝とか予想されそうな風潮ですが、

おいらは勝敗よりも、大局観 VS 評価関数 の戦いの方が興味があり

その分野では、僅かにプロ棋士がリードしていると考えています。

 

いずれにせよ、現在の棋戦で出る様な定跡型から微妙に外れた

有りそうで無い展開になる公算が高いので、

発表まで楽しみに待ちたいと思います。