読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

mgudn's

髷であり曲げでもある。

【将棋】 第四回電王戦の追加新ルール

電王戦

これまでに 電王戦ルール - mgudn's で誰がどんな目的でルールを作っているのか

を述べた。

そして  【将棋】 ソフト貸し出しの是非 - mgudn's で、現在は貸し出しする事が

必要だと訴えた訳ですが、いつまでも貸し出すべきだとは思っていません。

 

【将棋】 第三回電王戦 総集編 - mgudn's  の文章の後半では、

人類の見落としている手があるとかいうなら、今は、真摯にそれを学ぶべきだ

と訴えました。

なので、コンピューター将棋が、人間の定跡を使わない方向を目指している様に、

プロ棋士側が、コンピューター将棋特有の手筋の洗い出しが、

ある程度済んだ際には、最新版の貸し出しは止めれば良いと思います。

 

森下九段が仰った様な、盤・駒を使用する案は、エキシビジョンマッチとかなら

良いでしょうが、やっぱりあれをスタンダードにする事には違和感があります。

 

なので、私が提案する新しい追加ルールは

 

X手まで指定ルールです。

 

これ、第三回電王戦の 船江 VS ツツカナ と同じです。

あれは一丸さんが船江さんの事を考慮した上で、師匠の井上九段がたまに使う

二手目△74歩を固定していた訳ですが、公式ルールに入れてしまえば良いんです。

 

但し、このルールを使う場合においては、最新版のソフトの貸し出しは行わない

が必要だと思います。

 

例えばですけど、加藤一二三九段が出てきて、棒銀にならない戦型の

将棋が見たいですか?

広瀬八段が出てきたら、やっぱり振り飛車穴熊を見たいじゃないですか。

 

そういったニーズを満たせる様な補助ルールです。

 

先手を持った棋士が相居飛車ならなんでも良い場合、 2手目△84歩 

を指定したりとそんな感じで使います。

 

スケジュール的には、出場棋士の発表があると思いますので、

その際に棋士から提案して、開発者はそれを受けるか拒否するか選ぶ。

その場合、棋士が10手目まで指定して来たものを、開発者が8手目までなら受ける

とかの、駆け引きはある方が面白い。

X手目まで指定が決まった場合は通常のソフト提出時期から猶予期間を

設ければ対応は可能でしょう。

もちろん、前回同様、ソフトの貸し出しを選んで、対局しても良いでしょう。

 

 エンターティメント性は、今より上がるんじゃないかな。

それでいて真剣勝負の面を駄目にする訳でもない。

棋士がどのような考えで対局に臨むかも、提案の内容を聞けば判ると思います。

 

ソフトを借りた棋士が何をするかと言えば、どんな戦型になる確率が高いのか?

自分はどの戦型で戦うのか? を調べる事です。

豊島さんは会見で具体的な数字で言ってましたし、

森下さんも矢倉になる確率が高い事を確認した後は、暫く 自分で指さずに

コンピューター同士で戦わせて、それを確認していたといってます。

 

つまり、導入する事で棋士の負担も減らせる事ができ、

得意型でやれますので、勝負は白熱するでしょうし、コンピューターの新手が出る

可能性も高くなるのではないかと思います。

 

解説も単純な形勢の話だけでは無く、新しい戦法の可能性を話す場に

なるのかも知れません。

良い手、悪い手 勝った、負けた の単純ではない奥行きのある楽しみ方が

もっとあるはずだと思います。

 

連続で電王戦のエントリーを続けていましたが、これで一区切り。

将棋のお話での次の話題は 羽生さんを題材にした文章を書く予定です。

 

 下書きのまま10日程放置してしまった><。

ので昨日終わった、コンピューター将棋選手権の結果にも一言。

 

Apery Ponannza の指数ピーキー型が上位に来た。

この2ソフトの予選の差は強引さの精度の違いだと思う。

現状ではPonannzaを上に見るが、Aperyは評価値を今のバランスのまま

良くすれば追いつける可能性が高いと思う。

Ponannzaは評価値の適正化よりも探索を深くする方法で、まだ強くなれるとも思う。

 

激指は評価が慎重派で下位ソフトとも当たる、

二次予選は毎回安定している事を加味すると、

現在のコンピューター将棋ソフトは

棋譜の検討をするには慎重派のソフトが参考にし易いため向いていて、

実戦では楽天的に突っ込んでくるソフトの方が

勝ちやすいと言っても良いだろうと思う。

コンピューター将棋の限界 - mgudn's でも同じ事を述べたが、

それなりに信憑性はあると思う。