【将棋】 電王戦Final の先にあるリスク
今回で団体戦としての電王戦は終了します。
そして、団体戦が終わった後はタイトルホルダーを出せ!
的な流れになるのでしょうが、開発者の方はPCに詳しいのは当然として
ブログやツイッター等を利用するのも日常的です。
ところが、
初めて現役プロ棋士に勝利した将棋プログラムPonanzaの作者です。将棋ウォーズの作成にも関わっています。Ponanza強くしたい。地球上のすべての存在で一番強くしたい。
自己紹介に他者を用いている方がいたり
鈴木八段のせいで平岡さんに批判が集まっているようです? | やねうら王 公式サイト
Aperyの開発者へ心無い言葉を投げかける相手を非難するブログの
タイトルに他者を使う出場者が居る。
とかの行動を見るに、勝負する事以外のリスクを減らしたいと将棋連盟担当者が
思ったとしてもしょうがない気がします。
電王戦はどうしても棋士を中心とした報道になる事が多いです。
勝敗の結果や内容について報道される事は、プロ棋士としては当然なのですが、
それ以外の事でトラブルになるのは避けたいでしょう。
電王戦Final に次の展開が有るか無いかは、開発者の行動・言動如何
も重要になる気がします。
今までの出場ソフトの中でどれかを選べるのだとしたら、
習甦 + 竹内章 さんのコンビを対局相手に指名するのが、
勝敗以外のリスクが低い選択になると思います。
それとも、次の電王トーナメントで優勝したソフトと
自動的に戦わないといけないのでしょうか?
その場合、対戦時の事はいかなる理由があろうと個人的に発信してはならない
という、契約書を作ってサインさせるべきなんでしょうか?
ソフト と タイトルホルダー の対局が実現するのは簡単です。
電王トーナメントが終わった後に、立会人として来ている将棋連盟の方に
自分のソフトを羽生さんなり渡辺さんなり糸谷さんなりに渡して貰えば
良いのです。
何も求めずに。 興味があるなら遊んでみて下さい程度で。
丁寧に、パソコン初心者でもインストール出来る様に説明書つけたりなんかして。
ブログを書いている渡辺さんは、案外、指してみた感想なんかを
書いてくれるかも知れませんよ。
発言するかどうかは別として、棋士が現在最強の将棋ソフトを貰ったら
指してみない理由は無いと思うんですよね~。
清水市代女流王将 (当時) VS あから2010 という前例もあります。
タイトルホルダーと戦う可能性があるソフトは一つとは限りません。
そして、開催されるか否かの最終選択権が将棋連盟にある事を
自覚して行動した方が良いと思います。
出場者にしか語れない事も当然あります。
ブログの記事に書いてある
対局終了まで実況に参加しているコンピューター将棋開発関係者が一人もいない状況というのは、極めてバランスの悪い実況だと思いますし、コンピューター将棋開発者からしてみれば、あの場はまさにアウェイ(敵地)であります。
この様な内容は当事者から発信する方が良い内容ですね。
但し、この主張が通ったとして、将棋の内容について話すのであれば
プロ棋士の方が良いでしょうし、プログラムの事を沢山話されても
基本的には将棋の番組なので、流石にそれじゃ困ります。
出場ソフトを使った評価値を基に指し手を進める事なら、
一応ニコ生上でも確認出来てしまいますしね。
電王戦は結構な規模のスポンサーがついていますので、
実績無しにいきなり導入される場合はまず無いでしょう。
出場している、していないに関わらず、将棋プログラム開発者の方で
ユーザー生とかやってくれる方が現れたら、2窓で見るんですけどねw
さて、第一局が終わって投了の時期はいつが良いのか?
が問題になっている様です。
今回、擁護派が一定数いるのは、この対局で斉藤五段が、
一際 駒音高く指した6一角の場面から、終局まで1時間だった事と
電王戦で指し手が無くなるまでやったのが初めてだった事が大きいです。
仮にAperyが序盤に時間を多めに使うセッティングじゃ無かった場合
あれを一手一手、考慮時間を使いながら2時間とか続けられたら
見てる人は勿論、解説も困るでしょうね。
終局間際になって視聴者からのメールを読む時間になるんでしょうか?
今回、問題視されていないから次回も問題無いと言う見込みは多分甘いと思います。
電王手さんじゃなく開発者が最後は指すといった第二回の対局開始の
パターンなら間が持つとは思います。
塚田九段の入玉将棋の件を持ち出して比較する方もいらっしゃる様ですが、
【将棋】 電王戦ルールがソフト貸し出しありになった理由 - mgudn's
で書いたように、ソフトは入玉しないと思って作戦を立てていましたからね。
混同されると困ります。
タイトルホルダー VS コンピューター将棋の
【将棋実況】角と飛車はどちらが強いのか【五番勝負】 ‐ ニコニコ動画:GINZA
電王戦スピンオフ だったら双方、気軽に出れると思いますw
これ、結構本気で見て見たいです。