【将棋】 チェス・囲碁・将棋 と コンピューター
これまで電王戦の記事を色々書いているおいらの主張は棋士は巻き返せる可能性がある
なのですが、チェス と 囲碁(オセロ含む) とを比べて将棋の特殊性を話したいと思います。
おいらはチェスも囲碁もルールすら完璧には知りません。
それでも気付きはあるものです。
まずはチェス。
駒の配置を行って駒の取り合いをする。 ここまでが将棋とほぼ一緒な点ですよね。
つい数日前にどこかで見た記事で、コンピューターチェスの何を参考にするのか?
とTOPプレイヤー(カスパロフだっけか?)に聞いた所、中盤だ と語ったそうです。
終盤自体はプロ(人間)でもミスはしないらしいので参考にする必要すらないらしいです。
チェスの特徴はゲームが進むにつれ物理的に駒の数が減る
次に囲碁(オセロ)
自分の持ち石を交互に行っていくゲーム。
盤上の升目の数の違いから指し手の可能性が将棋より多い為、
現在コンピューターは、プロ相手には歯が立たない。
通常19路盤という 19×19 の升目がある盤で行うが、囲碁電王戦は 9×9 にて実施。
コウという将棋の千日手の様なルールがあるので、
何時でも何処にでも石を置ける訳ではない。
ちなみに、オセロは人類よりコンピューターの方が圧倒的に強い。
囲碁(オセロ)の特徴はゲームが進むにつれ物理的に置ける駒の位置が減る
おいらは、オセロと囲碁はゲームの本質が似ているので、
コンピューターが一度抜けば、抜き返す事は不可能だと考えますが、如何でしょう?
そして 将棋は、この2種のゲームの本質とはずれていると思います。
そのずれを埋める技術があるなら、将棋も他のゲームと同じ道を辿ると思いますが、
おいらには想像もつかないので、それは無いと言う少数派の意見を述べています。
将棋を紹介する際に Japanese Chess ともいうそうですが、
どちらかというと 、やっぱりチェスに似たゲームになると思います。
でもやっぱり、本質的な部分で違うゲームだとしか思えません。
仮にですが、将棋の中でコンピューターが最も早く強くなる可能性が高い戦法は
相穴熊になると予想します。
陣地の駒の内 歩3枚 香・桂・銀・金・玉 各1枚はほぼ固定ですし、
基本的に、玉の逃げ場所は無いので、穴熊跡から囲いの反対に逃げる展開を
例外とみなした場合、一番計算で答えが出る可能性が高そうに感じます。
相穴熊専門の将棋ソフトを作る人が現れれば、以外に早くこの仮定は検証されそうな
気もしますが、そんな酔狂な方って出て来ないんでしょうか?
電王トーナメントに筋違い角専門のソフトが出ていた覚えがありますので、
どなたか穴熊専門でやってみませんかねぇ。(対藤井システムは考慮に入れず)
追記
バックギャモンもコンピューターが強いらしいですが、初心者に向けた
一番最初に何から教えるかを説明した動画を見た限りでは、石?
が減っていくチェスと同じ系統のゲームだと思います。