次の記事を森川ジョージ先生に届ける予定なのでボクシングの事を書いてみる。
素人の戯言ではありますが理詰めです。
最近、中谷潤人選手の評価が爆上がり中である。
私は、knockout of the year23 を獲ったとの報道で存在を知り、チラ見。
12Rじゃなければ凄い選手なんだろうな~が感想でした。
次世代のスター選手として名前を良く聞くようになり、バンタム以降の3戦はチェックしました。
中谷選手が強いのか?歴代日本人ボクサーとして何位に評価するか?
これは、もう素晴らしい選手で間違いないです。私の意見は2位か3位で、対抗が昔の寺地拳四郎選手になります。理由は下に書いています。
中谷選手の特徴としてはレーダーチャートで スタミナ5他3みたいな綺麗な形の特徴の無い選手に見える所ですかね。一見、穴が無いように見えます。
ところが、もの凄い実戦的な叩き上げの選手で、世界的に似たタイプを探す事が不可能な選手だと思っています。中谷選手への評価が身長が高いので階級を上げても対応可能だとの噂をちらほら見るんですが、その理屈でいえばデビュー戦がミニマム級って
普通そこまで落とせませんよね?
リーチの長さもたいした事はないです。一番の有名どころを上げれば史上初5階級制覇王者トーマス・ハーンズ選手の 身長185cm リーチ203cm このタイプを
一般的にリーチが長いって言います。現役ですと史上初二階級四団体統一王者 テレンス・クロフォード選手で 身長173cm リーチ188cm も同タイプ。
では、現役フェザー級チャンピオン4人の身長ーリーチが以下の通り
WBA ニック・ボール 157ー165
WBC ブランドン・フィゲロア 175-184
IBF アンジェロ・レオ 168ー175
WBO ラファエル・エスピノサ 185-188 歴史的に見て異例の高身長
現在の中谷潤人選手 173-176
フェザーまで上げた段階でサイズ的には相手次第になります。
では、どの階級まで絶対的王者でいられるか?はスーパーバンタムまでと予想します。
5~6階級制覇王者の特徴を上げると、
身長よりリーチが10cmぐらい長い
そもそも下の階級の時からスピード か パワーがある選手
アマチュア 200勝 一桁負け 位のレベルの五輪メダリスト
重要度は特にないけれど、どれかは持っている共通項が上3点
要は何かしらの明確な武器が必ずある選手!となっています。
中谷選手の特徴としてパンチの種類が多彩でそこをアマチュアトップクラスと同等だ!
の主張は判らなくもないけれど、恐らく難しい。
スタミナ5で他が3 ってあえて書いた理由を中谷選手がやっている戦略を交えて説明します。
中谷選手はバンタム級では長身の部類です。次の階級でも該当します。
2024年2月24日 アレハンドロ・サンティアゴ選手との試合を見ればわかるんですけど、この方 身長159cm なんですよ。身長差14cmあるんですけど、
向き合って構えた時に中谷選手の方が低く構えるんですよね。黒人選手に多いL字ガードで後ろ重心はたまに居ます。大体背が高いんですけど、低く構えて後ろ重心も使うのは他に存在するのか判らないレベルで見ないですよ。
だから変なタイミングでパンチが出て来るので不意打ちで殴られる感じのKOなんです。中谷選手はパンチ力がある選手ではないと思っています。
晩年のパッキャオがKOしていた理由と同じです。
中谷選手が長距離と短距離がどちらも得意ってのは低く構えて体を く の字に折ると右手はリーチをそのまま使え、左手は く の折った隙間分自由に動かすスペースがあるのを利用しています。これを普通の高さに構えるのと重心を前~後まで使うのでパンチの距離を掴んだと思ったら違うのが来たw が発生します。
ここまで話すと凄いテクニックで実際問題凄いんですけど、問題があって相手のリーチが明確に長くて中谷選手から接近しないといけない時の武器が存在しなくなるんです。
相手次第ではありますが、これが中谷選手の持つ最大の弱みで、デビュー戦をミニマム級から開始した陣営の狙いだと考えています。
フェザーでチャンピオンになる能力はあると思います。不利な相手を選んで挑戦するとは思えないので。ところが防衛なり統一をやるとそのうち必ず、先程の問題にぶつかります。一階級下のジェシー・ロドリゲス選手とやって欲しいんですけどね。
P4Pランキングでは向こうが上位ですし、実現しないんでしょうかね。
観戦歴の紹介(敬称略)
格闘経験なしでダイヤモンドグローブとか日本で放映される世界戦とかはみていました。現地観戦経験はKー1大阪ドーム位 時期を調べてみたんだけど、どのタイミングか全く思い出せません。PRIDEとかも見てましたね。
その頃に加入したスカパーでWWF(後にWWE)に出会って、数年間は笑い転げていました。カート・アングルが王座を目指す辺りでマットのキャンバスの下に隠れてて勝った試合の動画を編集でチラ見しかしてなくてそれ見たかったな~はありますが、
翻訳が最高で、選手の顔芸・マイクパフォーマンスがとんでもないレベルでしたね。
後のハリウッドスター ドウェイン・ジョンソンを相手取っても負けていない演者が
何人も存在していてプロレスを利用したショーでしかなく、株式公開する前で無茶が
効いた黄金期らしいのですが、実際問題大きい興行と興行の間にある繋ぎのTVショーの方が面白いので探して良いのが見つかるかは謎ですね。
メイウェザー・パッキャオ位の時期は全く見ておらず、ロマチェンコがP4P
1位になった時の記事をたまたま見た時の褒め方が、ボクサーに対する評価として聞いた事がないパターンの言葉を使われていたので気になって確認。 納得。
そうしたらモンスターとか言う人が現れてて、バンタム級初戦を見たんですけど、ドン引きしました。あれ狙ってやってるのならモンスターで間違いないねとは思いましたが、次戦で似たような事をやってのけたので、過去の試合を漁る事に。
感想としては同じ時間で生きていない選手 でしょうか。
拳四郎(当時)の試合も見たんですけど、空間把握能力においては日本歴代1位に認定しました。身長=リーチ位の選手であの戦い方をした上で完勝するって普通に有り得ないですよ。暫く見ない内にとんでもなくレベルの高い世界になっていたのかと思ったら、本人達が歴史的にもずば抜けていただけでした。
今、世界で最も人気のある選手といえば ジャーボンティ・デービスでしょうが
、感想としては宮田一郎のジョルトって実在したwww ですね。
シャクール・スティーブンソンの後ろ脚に重心を置いたままの前後移動が気持ち悪い程にスムーズでヤバいすね。
全体的にハイレベルな選手か、暴力と知性が融合した選手が増えましたね。
現在のボクシング界ではもう二度と現れない可能性が高いですね。