コンピューター将棋とクラスタ化
前のエントリーでGPS将棋に触れたので、
それに関しての追記。
コンピューター将棋の棋力UPには、評価関数、機械学習、クラスタ化
と言うのが良く出てくる。
この中でクラスタ化だけ微妙に勘違いされているふしがあるんじゃないかなぁ?
と、おいらは感じてるんすよね。
PCをクラスタ化して沢山繋ぐと、より沢山の候補手を読めると思っている人が
多いと思うんですけど、これ認識を変えたほうが良いと思います。
コンピューターが何を指すかは全て計算で導かれています。
そして沢山のPCを繋ぐことで計算速度(処理速度)を上げるのがクラスタ化の狙いです。
CPUの性能UPもクラスタ化と同じでして、PCを買い換えると
一般の方でも必ず思うのが、前よりすげぇ速ぇぇぇぇぇぇです。
なので、クラスタ化で指し手が深く読めるようになる
だったり、
将棋が強くなる(レーティングが上がる)等と言う言い方は誤解を生みやすく
クラスタ化 ⇒ (相対的に)持ち時間を増やす技術
例) 持ち時間6時間での強さを10分とかで同じもにする技術
おいらは、こちらの方が本質をついているし、
ちゃんと理解されやすいじゃないのかなぁ?と思います。
なので、クラスタ化をどんどん進めて行けば強くなると言うのは
ある意味幻想で、それだけでは、どこかで頭打ちになるでしょう。
と予想してみる。