mgudn's

髷であり曲げでもある。

ゲルマン魂とは何なんだ?

W杯はドイツの優勝で終わった。

予選の初戦から鬼強く、仕上がり過ぎで決勝にはピークが落ちるのでは?

とのおいらの懸念も吹き飛ばして実力通りの優勝。

今大会で示したドイツの戦い方は今後のサッカーのトレンドになるであろう。

 

具体的に言うとキーパーのリベロ化・及びキックの精度。

ノイアーの示したプレーは世界中のサッカーファンの度肝を抜いたはずだ。

スローイングでセンターラインまで届くし、キックの種類も山なりもあれば

ライナー性の軌道もあったり。しかも足下に来るとかもうね^^;;

GKは一番上手い奴がなるポジション!を地でいくプレーぶりで、

エリア外の守備の部分は別としても、足下の技術は求められるレベルが高くなるのは

避けられる物ではないだろう。

世界中のファンが現在最高のキーパーのレベルを目撃してしまったのだから・・・

 

ノイアーは クラブチームでは前からそういったプレーをしているので

あれぐらいは当たり前と言ってはいけない。

チームオーナー始め、世界中の関係者・ファンがキーパーへ求めるレベルが

変わってしまったのだから。

 

さて、本題。

ゲルマン魂とは。今までは漠然としてラテン気質だったり大和魂という

その国民の持ってる平均的資質を持って語られている物だと思う。

でもゲルマン魂って何だ?と言われると具体的な指摘が無い様に思う。

”不屈の” なんて前置きが付く事が多いゲルマン魂。

サッカーだと逆転したり追いついたりと逆境でしか言われない感じ。

そんな便利な物なんて有る筈もない。

 

同じドイツ人スポーツ選手のミハエル・シューマッハー セバスチャン・ベッテル

といった新旧のF1チャンピオンドライバーのドライヴィング振りと工業品と

ドイツサッカーとの類似点からゲルマン魂の具体的な部分を推測してみた。

 

実質剛健・合理的・精密機械 こんな所が直ぐ思い浮かぶ言葉だろうか。

それと逆境で発揮されるべき能力を考えると、

今出来る最善を尽くすという実に陳腐な結論になってしまったw

ドイツの選手はくさらない、基本から逸脱しない、自分達に有利な点があれば

徹底してそれを貫く。

 

ドイツが優勝回数ではブラジルに劣るのに、勝利回数では1位に居る理由も

ゲルマン魂で証明出来そうだ。

ブラジルはカーニバルの国でお祭り大好き。

自分達が勝っていて有利な状況で試合を進めている時のブラジル代表はクソ強いが

追い詰められての逆転の印象は??というとおいらは余りない。

結構、焦りからつまらないミスを多発するイメージがあって、

ブラジリアン魂なんて発揮しそうにないwww

 

どの国でも後半追いつく為の戦術にパワープレイがあるのだが、

ドイツのそれは、相手チームより平均身長の高さを生かす戦い方を

取ったらパワープレーに近い形になるだけで、

微妙に出発点が違うような気がしている。

 

結論: ゲルマン魂とは逆境で発揮されている能力では無い。

    自分達に出来る事を最大に生かして、今 何を成すべきかを追求した

    結果である。

    そんな平均的資質を持ったドイツ人達は今後もW杯で崩れる事が

    最も少ないチームとして機能するであろう。

ロシアW杯の優勝国を予想しようw

ドイツW杯から3大会連続で欧州チームが優勝した。

この流れは何でなの?を解説しつつ次回優勝国も予想しちゃおうw

 

どちらを上位にするか迷ったが

① 国内クラブランキング

② 情報格差の是正

③ 欧州放映権の拡大

 

① 06 イタリア 10 スペイン 14 ドイツ

これそのまんま前年のチャンピオンズリーグでの活躍クラブと直結します。

長らくW杯に出場出来なかった日本が最もW杯に近づいた時も

同様に カズ ラモス 北沢 柱谷 が同一チームです。

 

②③ YouTubeの開始が05年です。

昔は、南米の選手が欧州でプレーするのは稀で、プレイスタイルも

組織の欧州、個人技の南米って感じでしたが、ここ数年では

南米の天才少年みたいなのも普通に動画チェック出来てしまいますし、

ブラジル、アルゼンチン以外の国の選手も欧州リーグで活躍しています。

そして欧州リーグの放映は世界中に広がりを見せ、世界中から有力な選手が

集まって来ています。

日本人選手が多く渡欧するのも、この放映権を無視する事は出来ません。

そういった状況の中で、南米チームの欧州化が顕著です。

育てて売り出す際に、違和感が少ない方が移籍後、直ぐ活躍が見込めるので、

南米独特っていう良い部分が消えてきつつあります。

 

以上を纏めると、南米のチームは普段バラバラのチームで活動する事が多く

寄せ集めでチームプレーの精度が上がり難い上に、チームの中心選手は

欧州でのプレーを常にしているので、相手国は対策も立て易くプレー情報の

入手も簡単である。

 

欧州チームの場合、上記の優位性に加え、ある国がチャンピオンズリーグ上位を

複数争う状況の時、その2~3チームの選手を中心に代表選手が選ばれる可能性が非常に高くなる。

全くもって欧州のチームが優勝しやすい環境が整っている。

 

おいらは大胆にも今後は、欧州のチーム以外優勝する国が出ないと予想してみる。

現状を顧みると、次回はドイツが優勝する可能性が高いのが、

普通でつまらない予想になってしまうのが残念。

今頃ブラジルW杯の事

4か月の空白を経て、今更な話題ですまぬ。

ここは、自分用のメモだからねwと自己弁護するも・・・

アクセス解析を見た感じでは、電王戦の人選の記事を見に来て下さる

方が多いみたい。 随分昔に書いた物なんすけどね^^;

 

さて、W杯。

日本代表については色々な方が書いてるでしょうし、

おいらは初戦を適当に流して見た程度なので、一言だけ。

オシムが健康上の理由で去った事を惜しむ。

当時は圧倒的最先端の戦術だった。本当に惜しむwww

 

目当ては、オランダ・チリ代表っすよ勿論。

両チーム共に前回大会を糧にして成熟したチームになっていた。

 

が、我が愛すべきオランダ代表は調子が良い時に負けるパターンも踏襲して敗れた。

なんなんでしょうね~。

予選の時が好調でも本選で戦い方が臆病になるんすよね。毎回。

 

今回もドイツには勝てそうにないけど、決勝までは行けると思ってたんすよ。

良い意味で開き直れない弱さが、優勝を狙えそうな時ほど出るチーム。

それが、オランダ代表w

そこも嫌いじゃ無いですけど、上手くやってた。特に監督がw

全部の試合を見たから言う訳では無いですが、オランダ対△△ の試合は

全て面白い試合だった。

ベストパフォーマー賞があるならば、オランダ代表が受賞したに違いない程に。。

 

次回のW杯はDF陣が成長し、攻撃陣が世代交代で不安定っつー

オランダ代表になりそう。

メンフィス・デパイは定着しそうなので彼がどこまで伸びるかによるんだろうね。

 

それにしても、驚いたのはカイトとロッベン

カイトなんて守備で頑張るFW(点取らないw)だったし、

 ロッベンオーフェルマルスの穴を埋めるには足りなさ過ぎる男だった。

今回の躍進はこの2名抜きには語れない程、突出していた。

それでもおいらが選ぶベストオランダ代表スタメンには選ばれないんだけどねwww

 

さて思いついた事を取り留めなく吐き出したので、次はもうちょい個別の事案を。

【将棋】 第四回電王戦の追加新ルール

これまでに 電王戦ルール - mgudn's で誰がどんな目的でルールを作っているのか

を述べた。

そして  【将棋】 ソフト貸し出しの是非 - mgudn's で、現在は貸し出しする事が

必要だと訴えた訳ですが、いつまでも貸し出すべきだとは思っていません。

 

【将棋】 第三回電王戦 総集編 - mgudn's  の文章の後半では、

人類の見落としている手があるとかいうなら、今は、真摯にそれを学ぶべきだ

と訴えました。

なので、コンピューター将棋が、人間の定跡を使わない方向を目指している様に、

プロ棋士側が、コンピューター将棋特有の手筋の洗い出しが、

ある程度済んだ際には、最新版の貸し出しは止めれば良いと思います。

 

森下九段が仰った様な、盤・駒を使用する案は、エキシビジョンマッチとかなら

良いでしょうが、やっぱりあれをスタンダードにする事には違和感があります。

 

なので、私が提案する新しい追加ルールは

 

X手まで指定ルールです。

 

これ、第三回電王戦の 船江 VS ツツカナ と同じです。

あれは一丸さんが船江さんの事を考慮した上で、師匠の井上九段がたまに使う

二手目△74歩を固定していた訳ですが、公式ルールに入れてしまえば良いんです。

 

但し、このルールを使う場合においては、最新版のソフトの貸し出しは行わない

が必要だと思います。

 

例えばですけど、加藤一二三九段が出てきて、棒銀にならない戦型の

将棋が見たいですか?

広瀬八段が出てきたら、やっぱり振り飛車穴熊を見たいじゃないですか。

 

そういったニーズを満たせる様な補助ルールです。

 

先手を持った棋士が相居飛車ならなんでも良い場合、 2手目△84歩 

を指定したりとそんな感じで使います。

 

スケジュール的には、出場棋士の発表があると思いますので、

その際に棋士から提案して、開発者はそれを受けるか拒否するか選ぶ。

その場合、棋士が10手目まで指定して来たものを、開発者が8手目までなら受ける

とかの、駆け引きはある方が面白い。

X手目まで指定が決まった場合は通常のソフト提出時期から猶予期間を

設ければ対応は可能でしょう。

もちろん、前回同様、ソフトの貸し出しを選んで、対局しても良いでしょう。

 

 エンターティメント性は、今より上がるんじゃないかな。

それでいて真剣勝負の面を駄目にする訳でもない。

棋士がどのような考えで対局に臨むかも、提案の内容を聞けば判ると思います。

 

ソフトを借りた棋士が何をするかと言えば、どんな戦型になる確率が高いのか?

自分はどの戦型で戦うのか? を調べる事です。

豊島さんは会見で具体的な数字で言ってましたし、

森下さんも矢倉になる確率が高い事を確認した後は、暫く 自分で指さずに

コンピューター同士で戦わせて、それを確認していたといってます。

 

つまり、導入する事で棋士の負担も減らせる事ができ、

得意型でやれますので、勝負は白熱するでしょうし、コンピューターの新手が出る

可能性も高くなるのではないかと思います。

 

解説も単純な形勢の話だけでは無く、新しい戦法の可能性を話す場に

なるのかも知れません。

良い手、悪い手 勝った、負けた の単純ではない奥行きのある楽しみ方が

もっとあるはずだと思います。

 

連続で電王戦のエントリーを続けていましたが、これで一区切り。

将棋のお話での次の話題は 羽生さんを題材にした文章を書く予定です。

 

 下書きのまま10日程放置してしまった><。

ので昨日終わった、コンピューター将棋選手権の結果にも一言。

 

Apery Ponannza の指数ピーキー型が上位に来た。

この2ソフトの予選の差は強引さの精度の違いだと思う。

現状ではPonannzaを上に見るが、Aperyは評価値を今のバランスのまま

良くすれば追いつける可能性が高いと思う。

Ponannzaは評価値の適正化よりも探索を深くする方法で、まだ強くなれるとも思う。

 

激指は評価が慎重派で下位ソフトとも当たる、

二次予選は毎回安定している事を加味すると、

現在のコンピューター将棋ソフトは

棋譜の検討をするには慎重派のソフトが参考にし易いため向いていて、

実戦では楽天的に突っ込んでくるソフトの方が

勝ちやすいと言っても良いだろうと思う。

コンピューター将棋の限界 - mgudn's でも同じ事を述べたが、

それなりに信憑性はあると思う。

【将棋】 チェス・囲碁・将棋 と コンピューター

これまで電王戦の記事を色々書いているおいらの主張は棋士は巻き返せる可能性がある

 

なのですが、チェス と 囲碁(オセロ含む) とを比べて将棋の特殊性を話したいと思います。

 

おいらはチェスも囲碁もルールすら完璧には知りません。

それでも気付きはあるものです。

 

まずはチェス。

駒の配置を行って駒の取り合いをする。 ここまでが将棋とほぼ一緒な点ですよね。

つい数日前にどこかで見た記事で、コンピューターチェスの何を参考にするのか?

とTOPプレイヤー(カスパロフだっけか?)に聞いた所、中盤だ と語ったそうです。

終盤自体はプロ(人間)でもミスはしないらしいので参考にする必要すらないらしいです。

 

チェスの特徴はゲームが進むにつれ物理的に駒の数が減る

 

次に囲碁(オセロ)

自分の持ち石を交互に行っていくゲーム。

盤上の升目の数の違いから指し手の可能性が将棋より多い為、

現在コンピューターは、プロ相手には歯が立たない。

通常19路盤という 19×19 の升目がある盤で行うが、囲碁電王戦は 9×9 にて実施。

コウという将棋の千日手の様なルールがあるので、

何時でも何処にでも石を置ける訳ではない。

ちなみに、オセロは人類よりコンピューターの方が圧倒的に強い。

 

囲碁(オセロ)の特徴はゲームが進むにつれ物理的に置ける駒の位置が減る

 

おいらは、オセロと囲碁はゲームの本質が似ているので、

コンピューターが一度抜けば、抜き返す事は不可能だと考えますが、如何でしょう?

 

そして 将棋は、この2種のゲームの本質とはずれていると思います。

そのずれを埋める技術があるなら、将棋も他のゲームと同じ道を辿ると思いますが、

おいらには想像もつかないので、それは無いと言う少数派の意見を述べています。

将棋を紹介する際に Japanese Chess ともいうそうですが、

どちらかというと 、やっぱりチェスに似たゲームになると思います。

でもやっぱり、本質的な部分で違うゲームだとしか思えません。

 

 

仮にですが、将棋の中でコンピューターが最も早く強くなる可能性が高い戦法は

相穴熊になると予想します。

 

陣地の駒の内 歩3枚 香・桂・銀・金・玉 各1枚はほぼ固定ですし、

基本的に、玉の逃げ場所は無いので、穴熊跡から囲いの反対に逃げる展開を

例外とみなした場合、一番計算で答えが出る可能性が高そうに感じます。

 

相穴熊専門の将棋ソフトを作る人が現れれば、以外に早くこの仮定は検証されそうな

気もしますが、そんな酔狂な方って出て来ないんでしょうか?

電王トーナメントに筋違い角専門のソフトが出ていた覚えがありますので、

どなたか穴熊専門でやってみませんかねぇ。(対藤井システムは考慮に入れず)

 

追記

 バックギャモンもコンピューターが強いらしいですが、初心者に向けた

一番最初に何から教えるかを説明した動画を見た限りでは、石?

が減っていくチェスと同じ系統のゲームだと思います。

 

【将棋】 渡辺明二冠 と Ponannza の類似点

【将棋】 Ponannzaの作り方 - mgudn's でポナンザの特徴を挙てみました。

で、現役プロ棋士の中で渡辺二冠の考え方に基本理念が近い様に感じたんですよね。

 

渡辺二冠と言えば、『 隙あらば穴熊 』 が代名詞で、 物理的に 堅い玉形を好む。

永世竜王対決で現れた、急戦矢倉の新手も同じ理論から生まれている。

 

対して、ポナンザの場合は 相対的に 自玉の堅さが高い事を好んでおり

相手より先に玉周辺の駒を減らす事が大好き。

 

両者?共にちょっと駒が足りないのでは無いか? と思われる攻め方をするのも一緒。

 

だからどうした! コンピューター将棋のプログラムは改良したら簡単に

違う特徴になってしまうから、そんな分析は意味が無い。  と思われる貴方。

 

おいらは、現在のソフトを更に強くする場合、 画期的な新しい手法が生まれない限り

基本的に今の棋風を引き継ぐと思っています。

 

基本的にソフトが強くなったかどうかは、自己対戦かBonannzaとの対戦成績を持って

語られる事が多いと思います。

開発者の方が良くいう事に

     Aのソフトを改良したBとの対戦成績は Bが8割勝つ

     Bを改良した Cとの対戦成績は Cが7割勝つ

     しかし AとCを対戦した場合 Cが負け越した。

があると思います。

これを回避できるパターンとして思い浮かぶのは A⇒B⇒C 

へ正統進化させる(精度を上げる)事でしょうね。

 

基本的なバランスから調整が可能な時間がある開発者と言えば

ビジネスとしてソフト開発ができている ポナンザの山本さんぐらいしか見当たらず、

同じ会社に勤める事になった一丸さんは、逆に今までより開発にかける時間が

減る可能性の方が高いのでは?

その彼らにしても 春に電王戦 GWにコンピューター将棋選手権 11月に電王トーナメント

がある訳で、根本から新たに作り直すにはリスクも高く、時間的にも厳しいと思われます。

 従って、今のソフトの修正や新しい要素を加えてといった対応になる公算が高いでしょう。

 

さて話は戻って、両者とも受けも強いですしね。

前回の人選で出ていない戦型で相穴熊を挙げ忘れていたので

この両者で見てみたい気もします。

次点はやっぱり広瀬さんになるのでしょうか?

 

開発者の方がコンピューター将棋と攻め合いをするのは危険だと発現されていますが、

おいらは、先攻するか、攻め合うかのどちらかしかプロ棋士は勝てないと思っています。

駒組みで有利を築く、受け潰しを狙うはもう古い考え方で、

前者はチェスの歴史をなぞりますし、後者は評価関数の最適化が進む事で、

惨敗する未来が見えます。

 

そういった意味で、どこで手抜いて攻め合うかという分野では、プロ棋士の序列が

そのまま当てはまる可能性が高く、その分野において渡辺二冠も

TOPクラスである事に疑いの余地はありません。

 

鋼鉄の鎧を着込むのが好きな渡辺二冠か、

自分が皮鎧だったとしても、相手を裸にするのが大好きなポナンザか

実は似たもの同士なこの二人の戦いで、どちらの攻めの技術が上なのか?

殴り合いで倒すのか、寝技になだれ込む様な戦いになるのか、非常に興味があります。

 

ツツカナ 対 森下九段が 森下 VS 森下 だと言われたように、

ポナンザ 対 渡辺二冠は 渡辺 VS 渡辺 だと言われそうだと予想しておきます。

【将棋】 第四回電王戦 人選

前エントリーで総括的な事をやった中で述べたのだが、

  違う技術を持った強いソフトが現れたのでプロ棋士全体が

  その技術を解明したいと望んでいる事を強く訴えるべきだと思う。

  勝敗が重視される事は重々承知しているが、プロ棋士として

  我々が知らない将棋の技術が有る事を知る機会が無くなる事の方が耐え難い。

  だから次回も電王戦を行う! ぐらいの事を谷川会長に言って欲しいものです。

そこで、コンピューター将棋の技術の洗い出しをするという目標があるとすれば

前回までの 初戦 若手枠 四戦目 ベテラン枠は 将棋観の違いから検証する為にも

踏襲した方が良いのかもしれない。

 

若手枠では実力+タイトル戦出場か性格的に物怖じしない事が重要だと思う。

 

四段から 千田翔太  去年デビューながら 今期王位リーグ入り 

       昨年勝率TOP争いを途中までリードしていた。 性格面が不明?

五段では

   佐々木勇気 加古川清流戦優勝 史上五番目の若さでの四段デビュー

   斉藤慎太郎 実績面では物足りないが、Ponannzaの大阪遠征での

   山本さんとの会話を見るに適正は高そう。

二~三戦目要員

六段から

   永瀬拓矢  新人王戦・加古川清流戦優勝 勝率7割超え 初戦要員も可

   中村太一  タイトル戦2年連続出場 

   糸谷哲郎  新人王戦優勝 勝率6割9分 性格面問題なし 出場志願した

         らしいしw

   西尾明   実績面では物足りないものの コンピューター将棋に深い造詣あり

          バリバリの理系で普通の棋士とは違ったアプローチをするはず。

七段から

   稲葉陽   銀河戦の優勝は一歩落ちる 勝率6割9分 

         井上門下の連続出場もかかる

   佐藤天彦 新人王戦優勝 勝率7割 次点二度を蹴った男  佐藤第三の刺客w

   村山慈明・松尾歩  新人王戦優勝 確かな実力者2名

八段 山崎隆之 タイトル戦出場 一般棋戦優勝5回 単純に見たいw

 

ベテラン枠

   中川大輔  中田宏樹  隠れた実力者2名

   木村一基  ベテランと言うと失礼に当たるが森下さんの様に電王戦出場を機に

           調子を上げて欲しいのでここに。

           棋界No.1解説者の解説が聞けなくなるかと思うのは残念

           でもあるが、なんとかタイトルを取って欲しいので

           是非頑張って欲しい。

           解説は浦野先生に任せてハンドブックと木村の矢倉が

           アマゾンで激売れする未来も見たい。

 

大将

  丸山忠久  あえてのA級外しもありかな  出れば角換わりが確定するので

          現れていない戦型での対局が見たい。

 

  A級で誰が出場する事になっても問題は無い気もするが阿久津さんは実績面でマイナス

 

  タイトルホルダーを出すなら、ちゃんと営業的に満足できるであろう条件を

 引き出した上で実施して欲しい。

 米永さんは、その辺りの手腕がずば抜けて高かったので後を引き継いだ

 谷川会長は、得意分野では無いでしょうが、頑張っていただきたい。

 

事業概要

主に下記内容の事業を行っています。

  • 全国の報道機関(新聞・雑誌・テレビなど)と契約し、対局棋譜を提供。棋譜に解説・講評などを附して普及に役立てる。
  • 月刊雑誌を刊行し、随時に棋譜を刊行する。
  • 大会・講習会などを随時に開催し、随所に支部・教室などを設置する。
  • 全国に指導者を育成して、普及・指導を図る。
  • 国際的な対局を行い、または国際大会を支援する。
  • 将棋会館を建設して、将棋道の発展を図る。
  • 棋士を各地に派遣して、普及・指導に当たらせる。
  • 各種文化団体と提携して、文化運動の推進を図る。
  • その他、日本将棋連盟の目的を達成するために必要と認めた事業を随時行う。

連盟のHPに将棋会館を建設する事が事業内容に入っているのは、

今回初めて知りました。

それなら会館の建て替えの資金を集める最大で最後?のチャンスかも知れないので

なんとかしないといけないですね~。

少なくとも、今回協賛企業が現れた事、視聴者数が増えた事を考えると

見込みはあると思います。

 

そんな時間的余裕は無いとの意見が出るのでしょうが、

まだ数年大丈夫だと思います。

理由は別の機会に書く予定。

 

但し、コンピューター将棋のレーティングが上がる内容と言うのは

攻め(受け)の精度が上がる事なので、以前言われていた様な、無理攻めをさせて

受け潰す選択は、ほぼ失敗すると考えて間違いないと思います。

 

ポナンザが指した△16香以降の展開の様に、最善とは言えそうになくても

破綻はしていない感じ といった所でしょうか。

 

プロ棋士からすれば苦しい戦いで、前回までの流れから

人選次第では全敗 若しくは勝てても1勝とか予想されそうな風潮ですが、

おいらは勝敗よりも、大局観 VS 評価関数 の戦いの方が興味があり

その分野では、僅かにプロ棋士がリードしていると考えています。

 

いずれにせよ、現在の棋戦で出る様な定跡型から微妙に外れた

有りそうで無い展開になる公算が高いので、

発表まで楽しみに待ちたいと思います。